地方銀行にとって厳しい公的資金返済

【公的資金の自力返済は2割に届かないという地方銀行の現実】

地方銀行にとって、公的資金の自力返済はそう簡単ではない。都市部に比べ景気回復が鈍く、また人口が減少しているせいもあって貸出金が伸びないため、収益力が確実に落ちているからだ。その地域に昔から住んでいた優良顧客が都市部に移り住んでしまうというケースもあり、地方銀行にとっては厳しい状況は続く。

地方銀行が2005年度に返済した公的資金のは約1000億円。そのうち大半は、他行による肩代わり返済で、自力で返したといえるのは2割にも届いていない、というのが現状がある。


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